Storage BridgeからSurveillance Bridgeへのバージョンアップについて

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すでに記事「Surveillance Bridge Version 2.0の紹介」で説明している通り、2023年4月にSurveillance Bridge 2.0.X.Xがリリースされました。本記事では旧バージョンStorage Bridge 1.X.XからSurveillance Bridge 2.0.X.Xにバージョンアップする方法について紹介します。

バージョンアップの準備

インストーラーはTiger Surveillance社ホームページの「Manage My License」からダウンロードしてください。2024年2月13日現在「Surveillance Bridge 2.0.0.138」のダウンロードが可能です。

インストールに関する情報としてSurveillance Bridge Administrattion Guideをダウンロードしてください。弊社MIC Supportページからダウンロード可能です。

ダウンロードする前に現在動作中のStorage Bridge 1.X.Xをアンインストールします。アンインストールは「コントロールパネル」の「プログラムと機能」で実施します。「プログラムと機能」でStorage Bridge関連のプログラムをアンインストールします。発行元が「Tiger Technology」になっているプログラムすべてアンインストールしてください。ここでアンインストールしてもこれまで使用していた設定はそのままSurveillance Bridgeに引き継がれます。

重要:Surveillance Bridge 2.0.X.Xへのバージョンアップ作業後に、何らかの理由によりStorage Bridge 1.X.Xに戻す必要が生じる場合があります。その場合に備えてこのバージョンアップ準備の中でレジストリキーを保存することを推奨します。レジストリエディターの機能を使用して「Computer\HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Tiger Technology」のキーをエクスポートします。エクスポート方法の詳細及び、Surveillance Bridge 2.0.X.XからStorage Bridge 1.X.Xへの切り戻し作業および、エクスポートしたレジストリキーの使用方法についてはブログ記事「Surveillance Bridge 新バージョン から旧バージョンへの切り戻し方法」で詳しく説明しています。

すべてのアンインストールが終わったら、念のためサーバーを再起動します。1

バージョンアップ

先にダウンロードしたインストーラーを使用してSurveillance Bridge 2.0.X.Xのプログラムをインストールします。

インストールの手順は同じくAdministration ManualのP21の「Install the Surveillance Bridge Plug-in」(「Surveillance Bridge Administration Guide version 2.0 Revision April 2023」のページです。他のバージョンではページ、項目名が異なるかもしれません)の説明に従ってください。

マニュアルの中のステップ3の次に下図のような画面が表示されます。(上記バージョンのマニュアルではここは抜けてます)この画面で「Milestone XProtect」を選択してNextをクリックします。

他のステップはマニュアルに従って進めてください。

マニュアルのステップ5でインストールが終了したら、サーバーを再起動して、その後に動作確認を行ってください。ライセンス情報、設定情報はそのまま引き継がれるので、再起動後にはStorage Bridge 1.X.Xと同じ動作をしていると思います。

MIC Associatesチャンネル YouTube動画

本記事と連動した動画をYouTube MIC Associatesチャンネルにアップロードしています。この記事と合わせて閲覧するとより理解が深まると思います。

字幕を表示してご覧ください。

00:00動画の概要説明/ Video Overview
01:20バージョンアップ前の準備/ Preparations before the version up
02:39Surveillance Bridge 2.0のインストール/ Installation of Surveillance Bridge 2.0
04:07バージョンアップ後の動作確認/ Check after the version up

新規インストール説明動画

この記事ではStorage Bridge 1.X.XからSurveillance Bridge 2.0.X.Xへのバージョンアップについて説明しました、バージョンアップなので、対象VMSもMilestone XProtectになっています2

以下に紹介する動画では対象VMSをGenetec Security Centerとして、Surveillance Bridge 2.0.X.Xの新規インストール、アクチベーションの方法を説明しています。参考になれば幸いです。

00:00動画の概要説明
00:50Standsard Surveillance Bridgeインストール
01:51アクチベーションの実施
  1. アンインストール、インストール、大きな設定変更に続いて作業や運用を行う場合は、一度サーバーの再起動することをお勧めします。インストール等の負荷が大きい作業を行った後はサーバーが不安定な状態になっていることがあります。そのような場合でも、再起動をすることにより定常的な状態に戻すことができ、安定運用につなげることができます。 ↩︎
  2. Storage Bridge 1.X.XまではMilestone XProtectのみが対象VMSでした、Surveillance Bridge 2.0.X.XからはMilestone XProtect以外のVMSにも対応しています。 ↩︎